肌の教室

肌の構造について

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まずはあなたの肌の構造を知っておきましょう

皮膚は、上から表皮真皮皮下組織からできていて、その細胞は日ごとに表面に押し上げられていき、やがて角質となり、最後は垢となってはがれ落ちていきます。

胚芽細胞は表皮の一番下、真皮のすぐ下にびっしりと並んでいますが、その隙間にはメラニン細胞があります。それぞれの数は、胚芽細胞5~10個にメラニン細胞1個の割合です。

そして、真皮そのものはコラーゲン(膠原線維)のかたまりでできています。コラーゲンは長いヒモ状をしていて、そのヒモが3本からみあって三つ編みをつくり、その三つ編みが隙間なく縦横に何本も並んで、真皮からできています。ハンドバッグや靴などの革製品は、牛などの真皮を取り出してつくられています。

一方、皮下組織は

  • 線維芽細胞
  • コラーゲン
  • エラスチン
  • コンドロイチン硫酸
  • ヘパラン硫酸
  • ヒアルロン酸

などでできています。このうち、脂肪細胞と水以外の物質は、すべて皮膚の構造です。

そして、皮膚には、このほかにも汗腺や毛穴などの付属物があります。ニキビなどのトラブルは汗腺や毛穴の状態が原因で起こります。毛穴は、表皮、真皮をつらぬいていて、皮下組織まで達しています。そして、皮下組織のなかには毛包があります。毛包の最奥の部分は毛球といって、ここで毛がつくられています。

また、毛包には立毛筋という筋肉が表皮からつながっていて、この筋が働くと、いわゆるトリ肌が立つという状態になります。

この毛包に対して、真皮には皮脂腺があります。この皮脂腺から脂肪分が出て、この脂肪分が皮膚の表面をうっすらとおおい、皮脂膜をつくります。

また、表皮から真皮をつらぬいて、エックリン汗腺もあります。この汗腺の先には、血管が糸玉のようにからんでいて、汗を出して体温調節をするという重要な役割を果たしています。

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