シミやソバカスの原因の1つとなる紫外線
シミやソバカスの原因の1つとなる紫外線にはUV-A(長波長紫外線)とUV-B(短波長紫外線)の2種類があります。
UV-A(長波長紫外線)は生活紫外線とも呼ばれていて、窓やガラス、カーテンを通過して肌の奥まで届く、まさに美肌の大敵。表皮の下の真皮のにまで達して、メラニン色素を増殖させるばかりでなく、コラーゲンやエラスチンを攻撃して、シワやたるみなど肌の老化を引き起こします。
これに対し、屋外などで日に焼けると、肌がほてったり赤くなったりしますが、それはUV-B(短波長紫外線)のしわざです。UV-Bはレジャー紫外線とも呼ばれていて、表皮までしか到達しないものの、大量に浴びると肌を守ろうとしてメラニン細胞がメラニン色素を生成するため、シミ・ソバカスの原因となります。紫外線から肌を守るためには、UV-AとUV-Bの両方をしっかりカットする必要があります。
紫外線について知り、万全のUV対策を
日差しの強い真夏や、南国の海辺では、念入りにUVケアを行いましょう。砂浜にいるときは、できるだけつばの広い帽子をかぶり、長そでのビーチウエアやTシャツを着用し、サンスクリーン剤を2時間に一度くらの割合でつけ直すようにしましょう。とくに、海からあがった直後は、体をサッとふいて、必ずサンスクリーン剤をつけ直すこと。これで、ある程度、日焼けを防止することができるはずです。
そして、美白効果のあるビタミンCを事前にとっておくと、さらに安心です。ビタミンCには、メラニン色素が必要以上につくられるのをコントロールしたり、肌にダメージを与える活性酵素が日焼けの炎症によってつくられるのを抑える働きがあります。
また、真皮まで入り込むUV-Aは、コラーゲンを破壊するだけでなく、肌にうるおいを与えるセラミドの働きもダウンさせてしまいます。ビタミンCにはこのセラミドを守って肌のバリア機能をアップさせる働きがあり、真皮への攻撃をかなり防ぐことができます。