加齢に伴ってなぜ衰えるのか?
皮膚の面積に対して、その「中身」の量がしぼむと皮膚表面に、たるみ、小じわができます。いわゆる「ハリがなくなった」という状態になります。
「中身」とは、皮下組織のことで、この部分の水分や脂肪が減ると、紙風船がしぼむように肌の表面がしぼんではりがなくなるのです。たるみ、小じわをなくし、ハリを維持するには、皮下組織のボリュームを高めておかなければいけません。
皮下組織には、ヒアルロン酸が存在し、このヒアルロン酸が水分を吸着して、一定の膨らみ、ボリュームを作っているのです。ヒアルロン酸が減ると、皮下組織の水分が減って、皮膚表面がしぼんでしまいます。このヒアルロン酸を合成しているのが繊維芽細胞です。加齢に伴い繊維芽細胞の活性が低下するから、ヒアルロン酸が減ってしまうのです。だから、繊維芽細胞の活性度を維持することが、はり、たるみ、小じわの対策になるのです。
ところで、皮膚の表面から何を塗っても、皮下組織のヒアルロン酸を増やすことはできません。身体の内からの取り組みが必要です。ここで最大のキーワードとなるのが、成長ホルモンです。